ウィーンコンサートツアーのブログを、千葉先生がHPに書いているので、ここでご紹介させていただきますね。

少しでもウィーンの雰囲気が伝わりますように(^^)

千葉章代先生HP→http://akiyo.sakura.ne.jp/

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1月26日 (月)
ウィーン通信は21回目… 今までにない緊張感があります。
昨年は体調を崩したせいでしょうか? 年齢? … 色々善し悪しがわかってきたからかも知れませんね。機内では、お隣りの席が空いていたので、リラックスしてピアニスト 伴奏してくださる佳美さんと過ごしました。到着するとWi-Fiルータと現地の携帯電話を大使館のPlankさんが持って笑顔で出迎えてくださいました。行き慣れたところであってもお迎えは嬉しいです。今回はおかげさまで、アパートに到着した途端から電子機器が繋がりました。ウィーンのお部屋では、大家さん、そしてマネージャーのブリギッッテさんが素敵なテーブルセットで歓迎してくださっていました。ケーキ2種類は大家さんが作ってくださったウィーン風のアップパイとトプフェン(クリームチーズとヨーグルトの間?)ケーキです。緊張感はありますが、とても心が和やかになりました。

                         
1月27日 (火)
朝から雪が、夕方から雨に変わりました。気温は1℃なのですが日本が寒い日が多く鍛えられた?のか寒さを感じません。慌ただしくしている中大急ぎで近くのスーパーで食料を調達して来ましたこだわりの食品ではありませんが、パン、牛乳、バター?、チーズ、卵、お料理用の白ワイン、お野菜… 日本円で2000円ほどです。初日なので食料が多いですが、日本のいつも行くスーパーでこれだけの品を揃えたらもっとかかってしまうと思います。ちなみに、この中で一番高いのは10個入りのL玉卵です。
                         
1月28日 (水)
コンサートの最終練習のために、西駅までいきました。快晴で久しぶりのウィーンですが緊張感が消えなくて自問自答しています。西駅は以前とはすっかり変わっていますが画像は以前の名残りがあると思います。ここからザルツブルクまで、そしてバスで空港までご一緒した方々を思い出します。午後は、来月20日にピアニストの小山佳美さんとテノールの藤本真さんのコンサートをウィーン市内の JOHNS KLAVIER サロンで AKIYOPLNNING が企画するので打ち合わせをしました。邦人作品と歌の夕べ ~和の心を音楽にして~  …と言っても、何処でも?考えるだけで皆さまにご面倒ばかりかけている私です(^^;;


1月29日 (木)
ウィーンから南に約30㎞、Voeslau (フスラウ) というミネラルウォーターで有名な温泉地でのサロンコンサートでした。伴奏の佳美さんが 「最後の音まできちんと聴いてくださるのですね」 と言われた事は私も同じように感じました。でも和やかにリラックスされているし、空間には心地良い緊張感があるのです。昨年の最初に体調を崩して一年間 「蝶々夫人」 は歌えませんでした。今回も予備曲を用意したのですが、ウィーンに来てマネージャーさんに「出来ることなら蝶々夫人を歌ってほしい」との事でした。でも、今日は歌えて嬉しかったです! (リハーサルも怖くて通して歌えなかったのですが…) ご褒美のケーキは美味しかったです。


1月30日 (金)
伴奏者の佳美さんが体調を崩してしまいました。気を張っていたので昨日のコンサートは乗りきれたのでしょうが…  マネージャーさん、大家さんのノイビルトさんも心配していました。幸運だった事は、偶然にも週末はコンサートの予定が入っていなかったのが救いでした。こんな時、元気になるために必要なのは睡眠と水分、そして 「お米」 それも粘り気のあって柔らかく優しい味の 「日本米!」 日本から持参したお米を丁寧に炊いて持って行きました。やはり、私たちはお米の国の人なのですね。


1月31日 (土)
帰りがけにフラっとウィーン市の中心に立ち寄ってみました。週末なのに人通りが少なく閑散としていました。来週がスキー休暇? で学校がお休みになるようで旅行する人が多いようです。オペラ座、シュテファン寺院は青空にそびえていました。今日は6℃で風が少し冷たいのですがお散歩日和です。
                         

夕方帰宅してお部屋で過ごし、そろそろ休もうとしていたら大家さんがノックして来て‼︎ 大家さんのお部屋に泥棒が入って大変な事になっていました。警察が直ぐに駆けつけて来て物々しい状況の中、色々質問されても私は気がつかなかったし、言葉も慌ててドイツ語が出てこないし… 「 一歩間違えば」 と思うと怖くて眠れない夜を過ごしました。

2月1日 (日)
朝から、昨夜の大家さん宅の泥棒事件で警察の方々や、後片付けにご近所の方もお手伝いにいらしていました。お母様が残してくださった時計、ネックレスが無くなってしまって悲しいと大家さんがおっしゃっていました。推定時刻は私がキッチンに居た頃で物音に気がつかなかったのかも知れません。私のお部屋は全て鍵付きの窓ですが、窓にロープを巻きつけてしまいました‼︎  お気に入りのテラスの出入の扉には、観葉植物を置いて出入りが出来ないようにしました。パスポートや貴重品の置き場を変えたり… あ〜ぁ…ため息が出ます (。-_-。)


2月2日 (月)
週明けのコンサートは、Rudolfschein ホームのコンサートです。佳美さんの宿泊しているホテルのマネージャーさん、そしてダンスのグループの方々も来てくださいました。 穏やかな雰囲気の空間? がつかめなくて、出だしから緊張してしまいました。お客様は一緒に歌ってくださったり笑顔で手拍子をしてくださっているのに…
『ウィーンからのお便り』 で、村田さんがアップしてくださっていますが、今日はイスラム関係のデモがあって日本大使館から夜の外出を控えるように連絡が入っています。耳に入る残酷なニュースと共に複雑な気持ちです。

                        
2月3日 (火)
朝から緊張していました。今日のコンサートは13区の Foehrenhof です。昨年の最初のコンサート会場で体調を崩して声が出ませんでした。 「ウィーンに来て風邪をひかせてしまってごめんなさいね」 「蝶々夫人が聴けなくて残念だけれど…」 「来年は元気になって来てね」 そして、元オペラ歌手のヤコブさんに励まして頂き、情けなくて思わず涙が出てしまった会場だからです。
皆さまは笑顔で迎えてくださって、より心して歌いました。
良かった~! 皆さまに聴いて頂いて… ヤコブさんも何度も頷いてくださいました。


2月4日 (水)
日墺の交流を音楽を通してより広げ心を繋ぎたい… 2008年から意を徹して続けています。
たくさんの方々が、夫々の考えや思いで同じように活動されていられることを尊敬しています。
私に出来ること、私にしか出来ないこと…と思い、皆さまのお力とご協力で私の思いが叶えられています。今日は大使館のご紹介で、オーストリアの方で日本を愛し日墺交流をされている方とミーティングをしました。ちょっとした事から台湾のお話しにも進んで 「良いお話しを聴きました」 と言って関心を持ってくださったことも嬉しかったです。今日の出会いはきっと素敵な事になると思います。
                          

2月5日 (木)
新しい会場のコンサートは緊張します… 12区の Brigittenau は、お隣にこんなに素敵な教会があります。マネージャーさんのお名前は Brigitte さんなので似ていることを何度も話題にしました。
会場のステージは、ファッシングを前に賑やかでビックリ! お客様、スタッフの皆さまが初めての私たちを温かく見守ってくださったおかげで素晴らしいコンサートになりました。私の声は決して以前と同じようには歌えない厳しさはあるのですが… 声質、音量、技術だけでは無い事を皆さまから教えて頂いているように思います。遠くからバスで聴きに来てくださるお客様もいて、有難いです。

                          
2月6日 (金)
お部屋の前の通りで一人の女性に声をかけられました。スロバキアの方で看護婦さんをウィーンでされているそうで黒髪の美しい目が印象でした。「私、日本が大好き! 綺麗で、皆んな親切で真面目! 私は、大阪と京都に留学しました」 と言って、大阪で生まれた女?の演歌を歌ってくれました。今日のコンサートは、ウィーンから南へ車で約2時間半程、ブルゲンランド州にある Tatzmannsdorf での一般コンサートでした。盛り上がってしまい、アンコールの曲が無くなってしまうアクシデント… 会場のお客様の笑顔に、支配人、マネージャーが喜んでくださいました。音楽って何? 歌って?? 今さらながら考えています。


2月7日 (土)
今月20日に伴奏者の佳美さんとテノールの藤本さんのコンサートを、ウィーンのJohans Klaviersalom で企画することになりました。 「ピアノ邦人作品と歌の夕べ~和の心を音楽にして~」 サブタイトルは台湾でも似たような言葉を使っていました。 ご案内チラシのアレンジをピアニストの綾さんにお願いして出来上がり嬉しかったです。
夜は、コレペティの淳子さんのお家へ伺い日本からいらっしゃっていた声楽家の古市さんと、音楽、歌、メロドラマ談義に私は目から鱗でした。


2月8日 (日)
ウィーンのお部屋で、シーンと静まり飲み込まれてしまいそうな空間は日本で感じることはあまりありません。まわりも静かで天井も高いし空気の質も違うからでしょうね。小鳥の声が音楽のように聞こえる中、お隣りの教会の鐘の音が響きがアクセントになったりして… この空間で音楽が生まれたと思うと色々と思うことがあります。マネージャーさんのブリギッテさんと大家さんのノイビルトさん、そして佳美さんの四人でランチをしました。台湾で買ったインスタントビーフンを作って私のお部屋で和やかに頂きました。


2月9日 (月)
とんでもない大雪になってしまいました! 近年ウィーン滞在で雪は幸か不幸か無縁でしたが、久々に雪の洗礼を受けました(笑) コンサートへの往復は笑い事じゃなかったですが、4区のWiedenまで地下鉄と路線バスを乗り継いで行きました。市内を走る路面電車は線路に雪が溜まって立ち往生、電車は三台連ねて止まってしまいました。その雪掻きは運転操縦の方がスコップを持って作業していました。この大雪でもお客様は待っていてくださり、ダンスのモニカ先生も来てくださいました。モニカ先生に「声が治って良かったわね」と言われました。昨年の苦しく大変だった日を思い出しました。
                           

2月10日 (火)
あんなに降った雪も街から雪が消えていきます。Liechtensteinのコンサート会場担当に女性のアニータさんがいらっしゃいます。2008年に初めて伺った時にトラブルがあって感情的になられて怖いイメージだったのですが、以来毎年伺う中で、正義感が強くさっぱりしていて、とても純粋に繊細に優しく情けのある方でホームの中でも人望厚いです。この会場のオーナーは、ウィーンの有名なカフェハウス「ラントマン」を日本の青山に1号店に力を注がれた方です。コンサートはいつもの通り和やかに終わりました。ホットな気持ちで会場を出て清々しい空気は心爽やかでした。


2月11日 (水)
日本は建国記念の日でお休み… もちろんオーストリアは平日です。14区Penzingのコンサートには、私が作詞した「桜色の風」をドイツ語翻訳をしてくださったウィーン在住の翻訳家 伊東明美さんが来てくださいました。オリジナルの自分の曲は難しく、でも良い曲だと改めて感じています。明美さんとの再会は久しぶりで嬉しかったです。「桜色の風」が生まれた時のことを思い出していました。今も桜に対しての強い思いはあるけれど、10年前に思った桜の思いと少し変わってきたなぁ~…  私もより心がまあるく(歌詞にあるのですが) なっているかも知れません。
画像は、伊東さんが送ってくださいました。
                         

2月12日 (木)
コンサートが終わっての拍手はとても嬉しく、近頃は何となくお客さまの思いが拍手によって感じます。アンコールの後の拍手で笑顔で優しくうなずいてくださるお客さまの光景を目にすると思いが伝わったようで私も感動します。今日のコンサートは、初めての会場23区のMuehlengrundでした。思いが伝わった良いコンサートになりました。


2月13日 (金)
ウィーンから特急で約1時間、コンサートでは有りませんがスロバキアの首都ブラチスラバへ行きました。様々な歴史を乗り越えて小さな平和な国に生まれ変わりました。4月末に日スロ(日本.スロバキア)親睦交流としてコンサート、そして地元の方々との交流会に「お祭り」を企画、そのための打ち合わせです。協力してくれる日本語学科の学生さん達は実行委員会を作って待っていてくれました。代表は大学二年生のナターリアさんです。日本大使館のご支援、ご協力が加わって私が思っていた以上の規模で驚いてしまいましたが嬉しいことです。日本語学科の玲奈先生、みな子先生のご指導とお人柄、そして尽力の賜物だと思いました。

                      
2月14日 (土)
20日に企画している佳美さんと藤本さんの合わせを聴かせてもらいました。久しぶりに先生口調で話している自分に妙な懐かしさを感じました。こちらでは「章代さん」なので「先生」と呼ばれる事は滅多にありません。夜は私のお部屋で仲良しの方々とバレンタインデーパーティーをしました。お水のように気軽に飲めるワインが心地よくまわってしまいました。     


2月15日 (日)
この前半のウィーン滞在もあと一週間となりました。あれこれと考え用事が見つかって、元気に対応出来る事は幸せだと思うようになりました。夕方、ピアニストゆかりさんのお家がコンサートが出来るサロンにリフォームされ見せてもらいに行きました。 家、サロンでのコンサートはウィーンの伝統的なコンサートです。演奏者とお客様の息づかいや気配を感じられるコンサートが日本でもたくさん出来るようにしたいです。


2月16日 (月)
今日から最後の週のコンサートが始まります。日本を出発した時の緊張感は未だ続いていますが、佳美さんは「こんなに毎日コンサートしていると緊張しません!」と言っていました。演奏者にとって、演奏の場が多いことは、練習やレッスンでは備わらない力を得る事が出来ると思います。5区のMargaretenの女性のお客様、楽しそうに歌われて思わず私とダンスしてしまいました。とても和やかな光景でたくさんの拍手を頂きました。


2月17日 (火)
私を応援してくださるダンスグループの皆さまとファッシング (謝肉祭) をダンスで楽しみました。
コンサート前なのに…おかまいなしに仮装して踊ってしまいました! 私は佳美さんと台湾のUさんのアイディア 「おかめ&ひょっとこ」 です。午後は9区のRossauでした。最初はお客様はちょっと引かれている感じだったのですが、だんだん会場の雰囲気が変わってくるのを感じて… 最後は感動的なアンコールでした。オーストリアの方で日本の男性とご結婚されたITOKAさんは毎年来てくださいます。「章代さん、毎年素晴らしくなっていますね」 と静かに声をかけて頂いた事が嬉しかったです。
                 

2月18日 (水)
昨年のウィーンのコンサートで声を痛めてしまって、今年は用心して気をつけています。
声を守ってくれたのは蜂蜜です!実は、あまり好きではありませんがそんなこと言っていられません。歌う前にスプーン一杯、コンサート途中にスプーン半分、そして夜は吸入… 
何と、今日の13区のTrazerbergのコンサートの終わりに、自家製蜂蜜をこんなにたくさんプレゼントして頂きました。まだまだ歌えそうです⁇
日本まで持って帰れるかなぁ〜?重量制限が厳しいし…


2月19日 (木)
私が歌う前半のウィーンのコンサートのラスト日になりました。早かったような、長かったような…日本出発前の緊張感が未だ抜けていないからでしょうか…  最後は19区のHohe Warteです。この会場は2008年から訪れていて、東京都の世田谷区と交流があります。「世田谷区パーク」と言われている公園もあります。最後まで「蝶々夫人」のアリアが歌えた事が嬉しいです。昨年は歌えなく、日本を出る直前の最終の合わせでも通して歌えなかったので、奇跡が起きたのかも知れません。


2月20日 (金)
今日は、ピアニストの小山佳美さんとテノールの藤本真さんのコンサートを4区にあるJohanes Klavier Solonで私が企画しました。佳美さんはピアノで邦人作品、藤本さんはウィーンの皆さまがご存知の曲を歌いました。佳美さんはウィーンに来てから藤本さんの伴奏譜面を受け取り本番まで調整していました。休憩では、日本酒に柿の種とさきイカのおつまみをつけました。最後に会場の皆さまと「ウィーン 私の夢の街」を歌い盛り上がりました。演奏が終わった二人がこんなポーズが出来るくらい良いお客様に恵まれて和やかでした。


2月21日 (土)
ウィーンの最終日、あちこちで打ち合わせ、そしてお会いしたい方々とハシゴ?してしまいました!ピアニストのゆかりさんの新しいお家に行くとお昼に天婦羅蕎麦を作ってご馳走してくださいました。麺つゆは約20ユーロ(日本円で2800円⁉︎)、乾麵のお蕎麦は1000円ちょっと!、天婦羅もあって… 感動的でした。
夜は、違うお友達とワインをかざしながら音楽の話しに花を咲かせました。やっと、自分がウィーンに居る実感がわいてきたところで、明日は帰国です。


2月22日 (日) ~ 23日 (月)
青空の広がるウィーンに見送られ帰国しました。
マネージャーさんのブリギッテさん、そして大家さんのノイビルトさんが笑顔でお見送りしてくださいました。ブリギッテさんから 「今年のコンサートは特に素晴らしかった」 「ウィーンのコンサートは2019年まで予定が入っている…⁉︎」 身に余るメッセージは返答に困りました。

                     

成田空港に到着すると、どうしても 「味噌ラーメン」 を頂きたくて佳美さんと朝っぱらからズルズル…身体にしみるように美味しかったです。

ウィーンの皆さまに、いつも、何処でもたくさんの優しい愛を頂きました。心から感謝しています。私も音楽と愛で応えることが出来たら嬉しいです。

Vielen Dank fuer alles.  全て有難うございます。    AKIYO